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管理人のちょっとした一言。
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…したい!
たっぷり現実逃避して、妄想の世界を満喫したいっ!!

でも…悲しいことに、仕事が終わって家に帰っても、考えてるのは仕事のことなんですよね(涙)
夕食の時はボーッとテレビ見て、ある意味逃避はしてますが。

あー…また、暇が合ったらぜひ妄想会に参加させてくれー。
リフレッシュしたいっす!

忙しい時ほど、現実逃避して何かを考えたくなる管理人でした(笑)
(今は実際に考えるほどの余裕はないんですけどねー(涙))
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ブログにUPしてた「お散歩」、サイトにもUPしました。
ブログとは変わってないですけども、もしよろしければそちらからもどうぞ~。

あと、indexのサーチリングさんのURLとかを変更しました~。

不具合ありそうですが…もしあったらお知らせくださいませ!


最近風邪ひいててちょっとつらいです。(苦笑)
早いとこ治したいです!
自分は何がしたいのか

やりたいことは
たくさんあるのに

いざ
そう考えると
何がしたいのか
わからない


お休みにしたいことは
山ほど

だけど

休みがあれば

なんて言いながら
休みになると
なかなかやれない現実

けど
そのやりたいことは
自分は何がしたいのか
の答えには
…ならないみたい


自分は何がしたいのか

私は
その答えを探しながら
今を歩いている
予告していたSS、ブログにUPしましたー。
作業ができる暇がとれたら、またページにUPしなおそうと思います~。

それで、あとがきめいたものを少し。

この話は…水も滴るいい男、を書こうと考え始めました。
久々に葛視点にしたのは、一応、うちのサイトの目玉(?)でもあるのに、なかなか葛視点が書けてなかったなー…と思いまして。

最初は、葛がシュウの濡れネズミ姿に興奮した話…なんて軽い感じで書き始めたんですが、シュウのことより、セイのことばっか語り始めたときにはどうしようかと思いましたよ(笑)
嫉妬丸出しになりましたしね~。

…まぁ、葛視点だからこその味、と言うことで1つよろしくお願いします♪(爆)

思ったほど、水も滴るいい男、が全面には出ませんでしたが、なんとかまとまったかな?
と思ってます。

あ。
時間軸としては…付き合いはじめたけど、まだまだ「さん」付けのころ…です。
「日常」より後で「1日のはじまり」の前か後か…かなぁ?
というあやふやな感じ。(笑)

少しでも楽しんでいただければうれしいです♪
 バッシャーンっ!!

 な…な、な、な…何っ!?
 ご主人様!? どうしたんですか!?

 音に驚いて思わず飛び退いた後、あわてて振り向いたときには…もう、セイを抱えてずぶ濡れになったご主人様が池の中にいたの。




 今日はご主人様のお仕事が早く終わって、久しぶりに一緒にお散歩に行けることになったの。
 …セイが遠征に行かない日だったからかもしれないけど、それでもご主人様と一緒に行けるのがすっごいうれしい!

 ご主人様、セイを呼びに行くんですよね?

 カチャカチャ爪の音を響かせながら、ご主人様の方を見たら、ちらっと目だけであたしを確認してこう言うの。
「下に行くぞ」

 え? セイの部屋じゃないんですか?

「道場の様子を見に行く」
 言いながら、えれべーたーのドアを開けて下さった。

 ありがとうございます!

 するりと乗り込んで腰を下ろし、あたしはご主人様の後ろ姿をじっと見つめる。
 いつ見ても、ホントにきれいな黒髪……じゃなくてっ!
軍師のご主人様が道場に行くなんて、珍しいわ。
 そりゃ、時々は視察に出かけることもあるけど、普段は他人を動かして自分は机に向かってるのに…。
 もしかして…っていうか、確実にあの子がいるわね。うん。


 そう予想をつけて道場に入ると…案の定、あの子 ―― セイが、トンファーを構えてワカバと対峙してたの。
「やぁっ!!」
 ワカバの蹴りを左のトンファーで受け止めた、と思ったら、空いてる方で瞬時に殴りかかる。
「はっ!」
バッと後ろに飛び退いて、その攻撃を避けたワカバは、すぐに地面を踏みきって空中回し蹴り!
 予測してたかのように、余裕をもってしゃがんで避けたセイは、体勢の整わないワカバにすっと近寄って、一撃。
「たぁっ!!」
「わわわっ!」
避けきれなかった彼女の方が床に倒れることになったの。


 …不思議なんだけど、こういうときのセイはかっこよく見えるのよね~。
普段は素直ですんごい恥ずかしがりで、自分じゃ何にもできないような顔した、ただの子どもなのに。


 チラッとご主人様の横顔を伺うと、満足そうに目を細めてた。
って言っても、他の人には絶対わかんないような変化よ!
あたしだからわかるんだからね!
「セイ殿」
「あ、シュウさん! ち、ちょっと待ってね」
 見られてたことが恥ずかしかったのか、頭をかきながらワカバを助け起こすセイの顔は猿みたいに真っ赤。
 これよこれ。これがいつものセイだわ。



 15…って初めて知ったときはびっくりしたわ。
だって、確実にそれより幼く見えるじゃない?
 これ…容姿もあるけど、絶対性格のせいよね!


 思ってることがすぐ顔に出ちゃうくらい素直。
裏表なんてありゃしないわ。
 それでいて、芯はしっかりしてて、目的のためには最大限の努力をしてみせるのよね。
 あと、人好きのする体質なのか、誰とでもすぐ仲よくなれるの。
感情表現まで真っ直ぐだから…この子のこと悪く思う人はほとんどいないでしょうね。
だって、好意を向けられて嫌な人なんていないじゃない。

 …ご主人様だって、そうなんだもの。

 軍師としての教育をなされてきたご主人様は、人の心理を読むのが仕事みたいなもの。
貿易商時代も、流通の知識だけじゃなくて、この力があったからこそ財を成せたと思うわ。
 そんな、ある意味人を疑うことばかりしてきたご主人様の前に、疑う余地のない絶対的な好意を向けてくる相手が出てきたら…どう?
 顔色をうかがう必要のない人物に好意を寄せられて、その笑顔に癒されて……。

 好きにならないわけないでしょ?

 あたしの方がご主人様と長く一緒にいるのよ?
それに、ご主人様が大好きだって、毎日毎日伝えてきたのに…パッと出のあの子がご主人様の一番になっちゃうんだから!
あ――…もぉっ!!
今でも許せないわっ!


 ……でも、ね。
ほんのちょっとは感謝してるのよ。
 だって、ご主人様が安らげる場所を与えてくれるのは、セイだけだもの。
ご主人様が自然体でいられる唯一の場所は、あの子のそばだけだもの。



「待たせてごめんね!」
「かまいません」
 トンファーを片付けてこっちに走ってきたセイに、ご主人様が首を振った。
「行きましょう」
 庭へ向かう出口へ歩き出した2人の後ろに、あたしもついて行ったわ。


 眩しい光に目を細めて外に出ると、爽やかな秋の風が庭の木々を揺らしてた。
「シュウさんとこうやって散歩するの…はじめてだね」
「そうだったか?」
 二人きりになって口調のくだけたご主人様は、はじめてだってわかってて首をかしげてた。
 だって、どこか楽しそうなんだもの、ご主人様。
 でもセイは、それに全く気づいてなくて、ちよっと不満そうな顔をするの。
「そうだよ。だって、シュウさんと会うの、いっつもお部屋とか食堂とか広間だもん」

 あたしだってお散歩なんてホントに久しぶりなのよ!?
 セイラディア軍に来てから、ご主人様、すっごく忙しくなったんだから!
 外に行けないのはあんたのせいでもあるのよ!

 そう言いつつ、あたしは心の中で呟いた。

 それでも、ご主人様はなんとか時間を作ってセイに会おうとしてるの。
外が無理なら、食堂で食事や…仕事の合間に、とかね。
 それくらい、この子と一緒にいたいのよ。

「…セイは、外の方がが好きか?」
「うん!」
 ご主人様が優しい瞳で聞いたことに笑顔で頷いたセイは…少し俯いて続けるの。
「だけど…シュウさんがいるなら、どこでも…好き、だよ」

 …なっ!?

 いきなりらしくないこと言い出したせいで、あたしだけじゃなくて、ご主人様の動きまで止まっちゃった。
少し目を見開いて、じっとセイを見てる。
 その視線に耐えきれなくなったセイは急に上を見上げたの。
「…あっ! き、今日はホントにいいお天気だねっ! 風が気持ちいいね!」
 頬を真っ赤に染めて言うもんだから、照れ隠しだってバレバレよ。
 セイはそのまんま空を見ながらご主人様からササッと離れてく。
ご主人様が見つめたまんまのあの子の姿なんか見てらんない、とあたしが目を離したその時だったわ。

 バッシャーンっ!!

 な…な、な、な…何っ!?
 ご主人様!? どうしたんですか!?

 音に驚いて思わず飛び退いた後、あわてて振り向いたときには…もう、セイを抱えてずぶ濡れになったご主人様が池の中にいたの。

「………っ!! ごっ…ごめんなさいっ!」
 やっと自分の状況がわかったセイは、超高速で立ち上がって謝った。
 すぶ濡れになったご主人様は、
「大丈夫か?」
と言いながら身体を起こし、水の滴る髪を何気なくかきあげたの。

 指に絡み、白い頬に張り付く黒髪。
均整の取れた顔をつたう滴。

 それは、ご主人様の艶を一層増して見せて…あたしですら見惚れるくらい。
だから…セイなんて、もう、茹で上がったタコみたいに真っ赤になっちゃって!!
「…きっ、着替えてくる!」
 そう言い残して、セイはびしょ濡れのまま走って行っちゃったの。
 それを無言で見送ったご主人様は、クスリと笑って立ち上がった。

 もう…っ!
水も滴るいい男…ってだけでいつもよりかっこいいのに、そこで微笑むなんて!!
かっこよすぎよっ!

 ご主人様が誰を好きだって、あたしはご主人が大好きです!
それだけは、何があったって変わりませんからね♪



 あたしは、ご主人様が歩き出しても、ずーっとずーっとご主人様を見つめたまま、後を着いて行った。





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