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「…もうすぐ0時か」
執務机から顔を上げて確認した時計の針は、日付が変わる少し前をさしていた。
「そろそろ切り上げるか…」
誰に言うでもなく呟いた後、散らばった書類を簡単にまとめて立ち上がった。
ずっと同じ姿勢をしていたために固まった身体は、柔らかな寝台に自然と引き寄せられた。
ドサッ…
寝台と垂直になる形で白いシーツの上にうつ伏せになった瞬間、枕に乗った右手に固いものが触った。
「…何だ?」
それをしっかり握った俺は仰向けになりながら手の中のものを確かめる。
手のひらに簡単に包み込まれてしまうサイズのそれは、青色のリボンがかかった小さな白い箱だった。
また、よく見れば折り畳まれた小さなメモが挟まっていた。
カサカサ…
開いてみると…そこには見慣れた幼い筆跡が…。
『今日って“バレンタイン”なんだって。シュウは知ってた? …頑張って作ってみたからよかったら食べてね。 セイ』
いつの間に置かれてのかわからない贈り物に、自然と頬が緩む。
寝台から身体を起こして箱を開けた俺は、残り僅かなバレンタインを、愛する者の手作り菓子を味わいながら過ごしたのだった。
fin
******
せっかくバレンタインだけど真面目に書くのは時間がかかるし…ネタもない。
と諦めてたんですが、日付の変わる30分前くらいにふと思い付いてやらかしてみました。
…15分くらいタイムオーバーですが(笑)
短いですが、久しぶりに書けて満足です♪
執務机から顔を上げて確認した時計の針は、日付が変わる少し前をさしていた。
「そろそろ切り上げるか…」
誰に言うでもなく呟いた後、散らばった書類を簡単にまとめて立ち上がった。
ずっと同じ姿勢をしていたために固まった身体は、柔らかな寝台に自然と引き寄せられた。
ドサッ…
寝台と垂直になる形で白いシーツの上にうつ伏せになった瞬間、枕に乗った右手に固いものが触った。
「…何だ?」
それをしっかり握った俺は仰向けになりながら手の中のものを確かめる。
手のひらに簡単に包み込まれてしまうサイズのそれは、青色のリボンがかかった小さな白い箱だった。
また、よく見れば折り畳まれた小さなメモが挟まっていた。
カサカサ…
開いてみると…そこには見慣れた幼い筆跡が…。
『今日って“バレンタイン”なんだって。シュウは知ってた? …頑張って作ってみたからよかったら食べてね。 セイ』
いつの間に置かれてのかわからない贈り物に、自然と頬が緩む。
寝台から身体を起こして箱を開けた俺は、残り僅かなバレンタインを、愛する者の手作り菓子を味わいながら過ごしたのだった。
fin
******
せっかくバレンタインだけど真面目に書くのは時間がかかるし…ネタもない。
と諦めてたんですが、日付の変わる30分前くらいにふと思い付いてやらかしてみました。
…15分くらいタイムオーバーですが(笑)
短いですが、久しぶりに書けて満足です♪
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